脳内出血後遺症で障害基礎年金2級が遡及受給できた例
1 相談に来られた時の状況
ご本人とご主人のお二人でご相談にお越しになりました。
ご本人は6年半前、お食事中に突然脳出血を患い、救急搬送され、緊急手術は成功したものの、左半身に障害が残ってしまいました。現在はリハビリ生活を送っていらっしゃいましたが、当センターにお越しになった際、ご主人に身体を支えられながらお車から車椅子に移動する様子は、一見してとてもお辛そうでした。
2.当センターの見解
ご本人の生活は車椅子での移動がほとんどであり、日常生活もたくさんの援助を必要としていました。
発症後に障害者手帳2級を交付されており、現在のお身体のご様子からも障害等級2級相当であると判断しました。
また、緊急搬送されてから5年以上経過しているために、初診の証明書を取ることが出来れば遡及請求も可能であると考えました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
①5年の遡及請求に必要なため、発症直後に救急搬送された病院に、受診履歴証明書を発行してもらいました。
②ご本人の日常生活の様子や、不自由と感じていることを入念にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
③発症時から現在までのご本人の受診状況や、リハビリ通院の様子を尋ね、時系列にまとめて病歴就労履歴状況等申立書を作成しました。
④リハビリで通っていたセンターの医師に障害認定日時点のものと現在のもの、2通の診断書を依頼、発行してもらいました。
4 結果
上記の取り組みにより、障害基礎年金2級(年金額約78万円)の認定通知を受けることができました。また5年の遡及も認められ、約430万円の一時金も支給されました。ご希望通りの認定結果を受けて、ご本人には大変満足していただきました。
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