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転移性肝癌(S字結腸癌術後)の方が障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況(40代、女性、無職、遡及なし)

ホームページをご覧になられてご相談にお越しになられました。ご本人は血便に気付き受診されました。検査の結果、大腸癌(S状結腸癌)と診断され切除手術を受けましたが、その後リンパ節転移があると診断されました。手術後補助化学療法を行いましたが、肝多発転移と腹膜藩種が判明しました。化学療法を受け、さらに腹膜切除手術を受けました。肝転移に対してはラジオ波燃灼術を受けられました。

2 当センターの見解

相談直後も入院して化学療法を受けられました。退院されても化学療法を受けるため、副作用で、吐き気、高熱を繰り返し、寝たきりの状態でした。家事全般、育児もできず、家族に全面的に援助してもらって生活されておられました。以上の状態から障害基礎年金2級相当であると判断しました。

3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと

①初診の病院を特定し受診状況等証明書の発行を病院に依頼しました。

②診断書作成にあたり、日常生活の様子をお聞きし、自己申告書を作成しました。

③社会保険労務士が、ご本人と一緒に病院に同行し、上記の書類を添えて医師に診断書の発行を依頼しました。

④発病されてから現在まで、転移されて治療を受けられた経過を詳しくお聞きし、病歴・就労状況等申立書をまとめました。

⑤以上の書類をそろえて、年金事務所に障害年金の請求をしました。

4 結果

上記の取り組みにより、障害基礎年金2級の認定を受けることができ、お子様の加給分(約45万円)も加算され、年金額約123万円を受給することができました。つらい闘病生活をおくられているなかでも安心され喜んでおられました。

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