右変形性股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金2 級を受給した例
1 相談に来られた時の状況(女性、40代、休職中、遡及なし)
入院中のご本人からご相談のお電話があり、病院へ出張しお会いしました。腰と股関節に痛みがあり、 数年前に整形外科を受診したところ右変形性股関節症と診断されていたのですが、最近痛みが激しくなり、やむを得ず人工関節置換手術をされました。しかし、手術中に大腿神経に損傷を受けたことで、右足に麻痺が残ってしまったそうです。痛みに耐えながら、育児とお仕事の両立をされていました。
2 当センターの見解
骨移植術と人工関節に置き換える手術を受けられていました。加入年金が厚生年金であり、手術後は歩行困難で車椅子で移動しリハビリを続けておられる状況から見て、障害厚生年金2級相当であると判断しました。(通常、人工関節置換の場合は障害等級3 級です。)
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
- ①ご本人の日常生活の様子や、不自由と感じていることを詳しくお聞きし、自己申告書をまとめました。
- ②上記を添えて診断書を医師に依頼しました。
- ③手術後のご様子から、現在不自由さを増しているお身体の具合を、整形外科の初診から時系列にまと めて、病歴就労状況等申立書を作成しました。
- ④上記書類を添えて年金請求書類として提出しました。
4.結果
上記の取り組みにより、障害厚生年金2 級の認定通知を受けることができ、また、お子様の加給分(約 22 万円)も加算され、年金額約155 万円を受給することができました。
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