「膠原病」で障害基礎年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
埼玉障害年金相談センターのホームページをご覧になり、ご本人からお電話をいただきました。
最寄りの駅前の喫茶店までタクシーでお越しいただきました。
膠原病を原因として、両大腿骨頭壊死による人工骨頭置換、間質性肺炎のため在宅酸素療法実施、間質性膀胱炎による膀胱水圧拡張術を受けている方でした。
最初にお会いした際には携帯酸素吸入器を付け、杖をついていて、一見してご不自由なお姿でした。
2 当センターの見解
人口骨頭置換、在宅酸素療法、膀胱機能低下のいずれの症状も障害認定基準では、それぞれ障害等級3級相当とされているものでした。
しかし、総合判定により障害基礎年金2級認定の可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
①受診状況等証明書を各々の初診の医院から発行してもらいました。
②それぞれの症状に対応した「肢体の障害用」、「呼吸器疾患の障害用」、「腎疾患の障害用」の診断書の発行をご本人から聴取して作成した自己申告書を添えて各主治医に依頼しました。
③診断書の内容に即して、発症時から現在までの通院の経緯をご本人からヒアリングし、診断書ごとになるべく詳細に「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。総枚数は、なんと7頁にもなりました。
4 結果
上記の取り組みにより、障害基礎年金2級の受給の通知を受けることができ、年金額として約78万円を受給できることになりました。
「先生の時間をかけた丁寧なご指導がなければ、とても請求できなかったと思います。」と感謝のお手紙を頂戴しました。
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