大動脈弁置換で厚生年金3級を受給できたケース
1 ご相談に来られた時の状況
埼玉障害年金相談センターのホームページをご覧になり、お電話をくださいました。
「心臓の人口弁をつける手術を3年半ぐらい前に実施しました。
仕事には特別支障が無く、日常生活でもそれほど不自由を感じていないので、障害年金をもらえるとは思っていませんでした。」とのことでした。
障害年金について詳細に記載された埼玉障害年金相談センターのホームページをご覧になり、障害年金をもらえるかどうか、半信半疑で電話を頂きました。
ご相談者は、真面目で几帳面な印象の方で、詳細な治療経緯をご持参されました。
お話をうかがったところ、障害厚生年金3級相当であると判断できました。
この方の場合は、人工弁の置換手術の日が障害認定日となるので、その日にさかのぼっての請求も可能であると考えられました。
年齢は50歳で、ご家族と同居しており、現在も普通に勤務をされています。
外見上では、障害をお持ちであるとは、まったく見えませんでした。
2 当センターによる見解
ご本人は、日常生活はほとんど支障なく送る事ができていましたが、人工弁をつけた場合、障害年金(3級相当)を請求できることをご存じでなかったようです。
しかも、通常は、さかのぼって請求するには、障害認定日現在の診断書と現在の診断書の2枚が必要ですが、今回の場合3級認定の決定のみを希望するのであれば、現在の診断書1枚で請求できる特別なケースでした。
専門家のアドバイスを受けずに、このことを知らずに請求を行うと、余分な時間と費用をかけてしまう場合も多く見受けられます。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
直ちに、現在の状況の診断書を取得して頂くようアドバイスを行いました。
また、1ヶ月の間何度もお会いして、日常生活で気をつけている事を詳細にヒアリングを行い、
病歴・就労状況等申立書に記載しました。
そして、最初にお会いしてから、わずか1か月以内に、請求できました。
4.結果
上記の取り組みにより、障害厚生年金3級の受給が出来ました。
一時金としての遡及分を含め、初回の入金額として、約420万円をご相談者が受け取る事ができました。
さらに今後は年金額として、約116万円を受ける事ができます。
手術後の経過も順調で、障害年金をもらえるとは思っていなかったので、
このような多額の支給を受けることができて、ご本人をはじめ、ご家族にも非常に喜んで頂けました。
⇒末尾にお仕事が忙しくて平日のお休みが来れない方のために土日休日の無料相談もお受けしています。お気軽にご連絡ください。
関連記事
クイックタグから関連記事を探す
「心臓の障害」の記事一覧
- 洞不全症候群の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 急性大動脈解離で障害厚生年金3級を受給できた例
- 急性大動脈解離の方が障害厚生年金3級を遡及受給できた例
- 大動脈弁閉鎖不全症・上行大動脈瘤の方が障害厚生年金3級を受給した例
- 急性大動脈解離でステントグラフト内挿術を受けた方が障害厚生年金3級を受給した件
- 大動脈弁閉鎖不全症の方が障害厚生年金3級を受給したケース
- 急性大動脈解離の方が障害厚生年金3級を受給したケース
- 急性大動脈解離で手術した方が障害厚生年金3級を受給したケース
- 大動脈弁閉鎖不全症の方が障害厚生年金3級を受給したケース
- ブルガタ症候群でICDを入れられた方が障害厚生年金3級を受給できたケース
- 陳旧性心筋梗塞の方が障害厚生年金2級を請求できた例
- 洞不全症候群の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 急性大動脈解離の方が障害厚生年金3級を受給し年金5年分を遡及したケース
- 急性大動脈解離の方が障害厚生年金3級を受給し5年分を遡及したケース
- 大動脈弁閉鎖不全の方が障害厚生年金3級を受給し年金5年分を遡及した例
- 急性大動脈解離の方が障害厚生年金3級を受給し年金5年分を遡及したケース
- QT延長症候群でペースメーカーを入れられた方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 心不全の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- CRT-Dの埋め込み手術をした方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 急性大動脈解離で請求したケース(障害厚生年金加入)
- 「人工弁置換手術後の薬害発症」で障害基礎年金2級が受給できた例
- 突発性心室細動(ICD植え込み)で障害厚生年金3級を5年間遡及受給できた件
- 単心室・無脾症候群で障害基礎年金2級を受給できた例