筋強直性ジストロフィーで障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
奥様とご一緒に無料相談会にお越しになりました。会社の健康診断で採血を行い、肝機能障害が認められ、精密検査を受けた結果、進行性筋ジストロフィーと診断されたそうです。
徐々に握力が低下し、ペットボトルのふたを開けたり、雑巾をしぼることもできなくなっていったそうです。
歩行速度も遅くなっていき、足のしびれから1分以上の起立が困難になり、杖や手すりがないと歩行や階段の昇降ができない状態になっておられました。
進行性の難病のため特定の治療法もなく、将来に不安を持たれておられました。
2 当センターの見解
ご本人は杖を使用しての歩行が困難になっていて、車椅子の使用も考えておられました。
握力も測定不能まで低下しており、着替えや日常生活もたくさんの援助を必要としていました。
発症後に身体障害者手帳3級を交付されており、現在のお体のご様子からも障害厚生年金2級相当であると判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
① ご本人の日常生活の様子や、不自由と感じていることを詳しくお聞きし、自己申告書をまとめました。
② 筋強直性ジストロフィーの個別具体的症状や、生活全般に多くの援助が必要であることを診断書に記載していただくように、自己申告を添えて医師に依頼しました。
③ 発症時から現在までのご本人の受診状況、日常生活やお仕事での困難なご様子をお聞きし、ご本人がいかに苦労されて現在に至っているのかを、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成しました。
4.結果
上記の取り組みにより、障害厚生年金2級の認定通知を受けることができ、奥様の加給
も加算され、約153万円の障害年金を受給することができました。ご本人はもちろん心配
されていた奥様もほっとされたご様子でした。
「肢体の障害」の記事一覧
- くも膜下出血により遷延性意識障害となった方が障害基礎年金1級を受給できた例
- 脳出血で半身麻痺の方が障害厚生年金2級を遡及受給できた例
- 指定難病(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)の方が障害共済年金1級を受給できた例
- 脳出血、もやもや病の方が障害厚生年金1級を受給できた例
- 脳腫瘍で障害基礎年金1級(身体の障害と嚥下機能・言語機能の障害で併合認定)を遡及請求できた例
- 「脳出血」で障害厚生年金2級が受給できた例
- 左大腿骨壊死の方が障害厚生年金3級を請求できたケース
- 腰部脊柱管狭窄症で障害厚生年金2級を受給できた例
- 脳出血、もやもや病の方が障害厚生年金1級を受給できた例
- 脳内出血(脳腫瘍)の方が、障害基礎年金1級を受給できた例
- 両変形性股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金3級を5年間遡及受給できた例
- 脳梗塞による左半身麻痺で障害厚生年金2級を受給できた例
- くも膜下出血で障害基礎年金2級を受給できた例
- ミオパチーの方が障害厚生年金2級を受給できた例
- パーキンソン病で障害厚生年金2級を遡及できた例
- 右変形性股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金2 級を受給した例
- 両大腿骨頭壊死の方が厚生障害年金3級を受給できた例
- 脳性麻痺の方が障害基礎年金1級を受給できた例
- 第4腰椎圧迫骨折の方が厚生障害年金3級を受給できた例
- 脳梗塞の方が3通の診断書を用意して障害厚生年金1級を受給できた例
- 脊髄小脳変性症で杖を使用している方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 下肢不全麻痺の方が障害共済年金1級を受給できた例
- 全身性エリテマトーデスの方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 全身性エリテマトーデスの方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 交通事故で大腿骨骨折をした方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 変形股関節症で人工関節置換手術を受けた方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 右視床出血(脳出血)による半身不随で障害厚生年金2級を受給できた例
- 関節リウマチの方が障害厚生年金3級を受給できた例
- パーキンソン病の方が障害厚生年金3級を受給できたケース
- 脳梗塞による半身不随で障害厚生年金2級を受給できたケース
- 両側大腿骨壊死症の方が障害厚生年金3級を請求できたケース
- 心不全の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 左変形股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金3級を受給した例
- 全身性エリテマトーデスの方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 筋萎縮性側索硬化症の方が障害厚生年金1級を受給したケース
- 脳性小児麻痺の方が障害基礎年金2級を受給できた例
- 脳動静脈奇形で半身不随の方が障害基礎年金2級を受給できた例
- 脳出血による後遺症で障害共済年金2級を受給できた例
- 左半身麻痺と器質性精神障害の併合認定により障害基礎年金1級が受給できた例
- 脳出血による後遺症で障害共済年金2級を受給できた例
- 小脳性運動失調症で障害基礎年金2級を受給できた例
- 骨髄繊維症の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- パーキンソン病の方が障害厚生年金2級を受給できた例
- パーキンソン病と精神障害の併合認定により障害基礎年金1級が受給できた例
- 脳内出血後遺症で障害基礎年金2級が遡及受給できた例
- 交通事故による神経叢損害で障害厚生年金2級が受給できた例
- 「脳出血」で障害厚生年金2級が受給できた例
- 「高次脳機能障害」で障害基礎年金1級が受給できた例
- 「外傷性脳梗塞」で障害基礎年金1級が受給できた例
- 「脊髄小脳変性症」で障害厚生年金2級が受給できた例
- 「膠原病」で障害基礎年金2級を受給できた例
- 「関節リウマチ」で障害厚生年金2級を受給できた例
- 「筋強直性ジストロフィー」で障害厚生年金2級を受給できた例
- 先天性の筋萎縮症が進行し、障害基礎年金2級