ミオパチーの方が障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況(40代 男性 就労なし 遡及なし)
お姉様がご相談にお見えになられました。20代の頃からサッカーやサーフインなどのスポーツをされていましたが、30代になり、いつものフォームで走れなくなったり、ジャンプやつま先立ちも厳しくなり、階段の昇降もすばやくはできなくなりました。。日常生活に支障は無かったので受診はされませんでした。40歳になった頃、病院の介護職に転職され、力仕事が主な業務になり体調に大きな変化が起き始めました。疲れやすくなり、箸で重たいおかずがつかめず豆腐を割ることすら出来なくなりました。筋肉痛や腰痛に我慢が出来なくなり、初めて受診されました。ブロック注射を打ちながら仕事は続けておられましたが、改善は無かったため、入院して検査した結果、ミオパチーと診断されました。仕事は退職されました。
2 当センターの見解
ミオパチーには何種類かあり、種類を確定するため受けた細胞検査の結果、試験薬の有る種類ではありませんでした。リハビリのため歩行の補助具を作成されましたが、薬もなく経過観察するだけで、通院の必要も無いと言われたため、身の回りのことは母親に全てまかせ、外出はほとんどせず自宅療養されておられました。以上のことから、障害厚生年金2級相当であると判断しました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
①受診状況等証明書の発行依頼をしました。
②ご本人の日常生活動作の障害の程度をヒアリングし自己申告書にまとめ主治医に診断書の作成を依頼しました。
③20代の頃、初めて違和感を感じられた時のことからミオパチーと診断されて
自宅療養されている現在までの約20年間のことをお聞きし、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成しました。
以上の書類を整えて障害年金請求をしました。
4 結果
上記の取り組みにより、障害厚生年金2級の認定通知を受けることができ、年金額約131万円を受給することが出来ました。自宅療養されているご本人も、ご心配されていたお姉様、面倒を見ておられるご高齢のお母さまもご安心され喜んでいただきました。
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