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てんかんで障害基礎年金2級を遡及受給できた例

1 相談に来られた時の状況(男性、30代、無職、遡及あり)

ご本人とお母様が、当センターのホームページをご覧になり相談に来られました。ご本人は今から約4年前、自宅で入浴中にけいれんを起こし、病院に救急搬送されたそうです。その後、何度もけいれんを起こし意識を失うことが続いたため、病院で脳波の検査をしたところ、てんかんと診断されました。治療を続けながら、体調の良いときは日雇いのお仕事に懸命されていますが、てんかん発作がいつ起こるかわからないことから、毎日勤務することや長時間の労働はできず、先の見通しが立たない状況でした。

2 当センターの見解

ご本人は、てんかん発作で意識を失い転倒することが何度もありました。ご相談に来られた時も、2か月に1回発作を起こしており、障害基礎年金2級に相当すると判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

①ご本人が生活する上で不便に感じていることや、仕事中や仕事が終わった時の身体の調子などを詳しくお聞きし、自己申告書をまとめました。その際、最近のてんかん発作の月平均の回数や、発作時に意識の消失などがあることも自己申告に記載しました。

②上記の自己申告書を添えて、主治医に診断書作成の依頼をしました。

③救急搬送された頃から現在までの通院履歴や、発作を起こしたときの様子などをお聞きし、時系列にまとめて病歴就労等申立書を作成しました。

 

4.結果

上記の取り組みにより、障害基礎年金2級(年金額約78万)の認定通知を受けることができました。また約2年間の遡及請求も認められ、約156万の一時金も支払われました。ご本人はできるだけ長く働きたいとおっしゃっておられましたので、障害年金を受給しながらこれからも前向きにお仕事と向き合っていかれることをお祈りしております。

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