急性リンパ性白血病の方が障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
ご子息からお電話をいただき、ご本人とご主人が無料相談会にお越しになりました。ご本人はお腹に違和感があり、次第に足に力が入らなくなり、坂道を自転車で漕ぎ上がることが出来なくなったそうです。職場の同僚に顔色が悪いと指摘され、勧められた総合病院を受診したそうです。
血液検査の結果、血小板の数値がかなり低く危険な状態のため、大学病院に緊急搬送され、即日入院し、抗がん剤の治療がスタートしました。一時期は寛解しましたが、すぐに再発し、ご子息から造血幹細胞移植を受けたそうです。現在の状態は落ち着き、お仕事も退職し治療に専念されていましたが、足の痺れと関節痛、倦怠感から一人では外出できず、日中は横になって過ごしている状況でした。
2 当センターの見解
造血幹細胞移植を受けた後は、血液検査の結果は安定していますが、足腰に力が入らず、階段や小さな段差でつまずいてしまい、自宅でも手すりがないと生活できない状況でした。生活全般においてご家族の多くの援助が必要であることから、障害厚生年金2級相当であると判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
- ① ご本人の抗がん剤治療のご様子や、日常生活の様子を詳しくお聞きし、自己申告書としてまとめました。② 上記の書類を添えて、主治医に診断書作成の依頼をしました。
③ 体調の悪くなった頃から現在までのご本人の受診状況や、抗がん剤治療中の副作用の症状をお聞きし、病歴就労状況等申立書を作成しました。
4.結果
上記の取り組みにより、無事、障害厚生年金2級の認定通知が届き、約105万円の障害年金を受給することができました。ご本人はもちろん、心配されているご家族もほっとされたご様子でした。今後も安心して治療に専念していただきたいと思っております。
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