慢性腎不全で人工透析を受けられている方が障害基礎年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況(50代・女性・就労中・遡及なし)
ご本人が当センターにご相談に来られました。数年前に激しい頭痛と吐き気に襲われ救急搬送されたそうです。
そこで脳梗塞と診断され、検査の結果、貧血と高血圧症があり、糖尿病と診断されました。
リハビリを受けられたのち退院し、糖尿病の治療を受けられていましたが、徐々に腎臓数値が悪化してしまったそうです。
当センターに来られた時は週3回、各3時間の人工透析を受けておられました。
2 当センターの見解
人工透析を受けられている方は、障害等級2級に該当しますので、約7年前に脳梗塞で救急搬送された病院で初診日の確定をし、年金保険料の納付要件を充足していれば障害年金の請求ができると判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
① 脳梗塞で救急搬送された病院に、受診状況等証明書の発行依頼をし、初診日を確定しました。
② 現在、人工透析を受けているクリニックに診断書の発行依頼をしました。
③ 脳梗塞で入院し、その後、糖尿病の治療を開始された頃のお話や、人工透析を受けられながら療養されている現在までの状況を詳しくお聞きし、病歴就労状況等申立書を作成しました。
④ 以上の書類を整えて障害年金請求をしました。
4.結果
上記の取り組みにより、障害基礎年金2級の認定通知を受け取ることができ、約78万円の障害年金を受給することができました。
人工透析を受けられている方は、初診の際、他のご病気で糖尿病が発見されることも多く、初診の確定に間違いが生じがちです。
今回はご本人が救急搬送された時が初診であったため、受診状況証明書の取得がスムーズでした。
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